東洋の智慧を整眠整体®に活かす理由

東洋の智慧を整眠整体®に活かす理由

鍼灸師・薬膳師が解説する「気・血・水」のバランスと睡眠の質の関係

永澤 なつき
睡眠栄養アドバイザー
鍼灸師
国際中医薬膳師
整眠整体®サロン The session銀座のスタッフとして、鍼灸師・国際中医薬膳師の知識を活かした施術とカウンセリングを行っています。東洋医学の「気・血・水」のバランスを整える考え方を整体に応用し、お客様一人ひとりの体質に合わせたアプローチで睡眠の質向上をサポートしています。

はじめに:なぜ整眠整体®に東洋の智慧を取り入れるのか

こんにちは、整眠整体®サロン The session銀座の永澤なつきです。私は鍼灸師・国際中医薬膳師の資格を持ち、東洋医学の考え方を整体施術に活かしています。

「整体と東洋医学って、どう関係があるの?」と疑問に思われる方もいらっしゃるかもしれません。実は、東洋医学の「体全体のバランスを整える」という考え方は、整眠整体®の根本理念と深く結びついているのです。

このコラムでは、東洋医学の基本概念である「気・血・水」と整眠整体®の関係、そして私が日々の施術で大切にしている視点についてお話しします。

お読みいただく前に

整眠整体®は医療行為ではありません。このコラムで紹介する東洋医学の考え方は、施術やカウンセリングの参考としてお伝えするものです。体調に不安がある方は、必ず医療機関を受診してください。

第1章:東洋医学の基本「気・血・水」とは?

1-1. 3000年の智慧が現代に通じる理由

東洋医学では、人間の体は「気(き)」「血(けつ)」「水(すい)」の3つの要素で成り立っていると考えます。この考え方は約3000年前、まだ人体の臓器や細胞が解明されていない時代に生まれました。

「科学的根拠がないのでは?」と思われるかもしれませんが、実は現代医学の概念と驚くほど一致しているのです。

東洋医学の概念 現代医学での対応 役割
血(けつ) 血液 栄養・酸素を全身に運ぶ
水(すい) 血液以外の体液(リンパ液、脳脊髄液など) 老廃物の排出、体温調節
気(き) 自律神経、代謝、免疫力 生命エネルギー、体の機能調節

💬 永澤の視点

永澤の視点:鍼灸学校で東洋医学を学んだ時、「気・血・水」という古い概念が現代の生理学とこんなにも重なることに驚きました。現代人の不調も、結局はこの3つのバランスが崩れているケースがとても多いのです。

1-2. 「気・血・水」のバランスが崩れると起こること

東洋医学では、これら3つのバランスが崩れることで、様々な不調が現れると考えます。

【気の不足・滞り】

  • 慢性的な疲労感、やる気が出ない
  • 自律神経の乱れ(不眠、冷え性、動悸)
  • 免疫力の低下

【血の不足・滞り】

  • 肩こり、頭痛、めまい
  • 顔色が悪い、肌荒れ
  • 月経不順、冷え性

【水の不足・滞り】

  • むくみ、だるさ
  • めまい、耳鳴り
  • 頭が重い、集中力低下

整眠整体®が「気・血・水」を整える方法

  • 頭蓋骨調整 → 脳脊髄液(水)の循環を改善
  • 骨格矯正 → 血流(血)を促進、筋肉の緊張緩和
  • 睡眠改善施術 → 自律神経(気)のバランスを整える

これらの施術により、東洋医学でいう「気・血・水」のバランスを整え、体の自然治癒力を高めます。

第2章:鍼灸の考え方を整体に応用する

2-1. ツボ(経穴)の刺激が体に与える影響

鍼灸では「ツボ(経穴)」を刺激することで、体の不調を整えます。近年の研究では、ツボの位置には神経線維が密集していることが分かってきました。

整眠整体®では鍼を使いませんが、ツボの位置を意識した手技により、同様の効果を目指します。

ツボ刺激が体に作用するメカニズム

  1. 局所の血流改善
    刺激により血管が拡張し、痛みの原因物質が洗い流される
  2. 痛みの信号をブロック
    脊髄レベルで痛みの信号が脳に届きにくくなる(ゲートコントロール理論)
  3. 自律神経の調整
    副交感神経が優位になり、リラックス状態に導かれる

💬 永澤の視点

永澤の視点:施術中、お客様の体の「反応点」を触ると、痛みや張りを感じる場所があります。これは東洋医学でいう「ツボの反応」に近いもの。その点を丁寧にほぐすことで、離れた部位の不調も改善することがよくあります。

2-2. 鍼灸の考え方:「未病を治す」

東洋医学には「未病を治す」という考え方があります。これは「病気になる前の段階で体を整える」という予防医学の概念です。

  • なんとなく体がだるい
  • 寝ても疲れが取れない
  • 病院では「異常なし」と言われるが調子が悪い

こうした「病気未満の不調」こそ、東洋医学的アプローチが活きる領域です。整眠整体®でも、この「未病」の段階で体を整え、大きな不調になる前に予防することを大切にしています。

第3章:薬膳の考え方を取り入れた体質別アプローチ

3-1. 薬膳とは?「食べ物で体を整える」智慧

国際中医薬膳師として、私は食事による体質改善のアドバイスも行っています。薬膳とは、食材の性質(温める・冷やすなど)を理解し、その人の体質に合わせて食事を選ぶ考え方です。

体質別の食事アドバイス例

体質タイプ 特徴 おすすめ食材
気虚タイプ 疲れやすい、冷え性 鶏肉、山芋、かぼちゃ、生姜
血虚タイプ 顔色が悪い、肌荒れ レバー、ほうれん草、黒ごま、なつめ
水滞タイプ むくみ、だるさ 小豆、とうもろこし、きゅうり、海藻

💬 永澤の視点

永澤の視点:施術後のカウンセリングで、お客様の体質に合わせた食事アドバイスをお伝えしています。「これを食べたらむくみが減った」「朝の目覚めが良くなった」というお声をいただくと、体は食べ物で作られているんだと実感します。

3-2. 睡眠の質を高める食事のポイント

睡眠の質を高めるために、食事で意識したいポイントをご紹介します。

  • 夕食は就寝3時間前までに
    消化にエネルギーを使うと、深い睡眠が得られません
  • トリプトファンを含む食材を摂る
    バナナ、ナッツ、大豆製品など(睡眠ホルモン・セロトニンの材料)
  • 体を温める食材を選ぶ
    生姜、ネギ、ニンニクなど(血流改善、冷え対策)
  • カフェインは15時以降避ける
    コーヒー、紅茶、緑茶など

睡眠栄養アドバイザーとして

整眠整体®では、施術だけでなく、睡眠栄養アドバイザーの知識を活かした生活習慣のアドバイスも行っています。「施術×食事×生活習慣」の3つを整えることで、より深い睡眠と健康な体を目指します。

第4章:整眠整体®における東洋と西洋のアプローチ

4-1. 西洋医学と東洋医学、どちらが優れている?

「西洋医学と東洋医学、どちらが良いのですか?」とよく質問をいただきます。結論から言うと、どちらが優れているという話ではありません

項目 西洋医学的アプローチ 東洋医学的アプローチ
視点 「病気」を見る(局所的) 「人」を見る(全体的)
アプローチ 原因を特定し除去 体のバランスを整える
効き方 シャープに効く(症状除去) じわじわ効く(体質改善)
得意分野 急性症状、外科的治療 慢性症状、予防、QOL向上

整眠整体®では、西洋医学の解剖学・生理学の知識をベースに、東洋医学の「全体を整える」という視点を取り入れています。

4-2. 整眠整体®の3つの柱と東洋医学の関係

整眠整体®が大切にする3つの柱

① 頭蓋骨調整 →「水」の流れを整える

頭蓋骨を微調整することで、脳脊髄液の循環を促進。東洋医学でいう「水」の滞りを改善し、頭痛・めまい・集中力低下を緩和します。

② 骨格矯正 →「血」の巡りを良くする

骨格の歪みを整えることで、筋肉の緊張が緩和され、血流が改善。肩こり・腰痛・冷え性など、「血」の滞りによる不調にアプローチします。

③ 睡眠改善施術 →「気」のバランスを整える

仙骨調整により副交感神経を活性化し、自律神経のバランスを整えます。東洋医学でいう「気」の流れを整え、深い睡眠を得られる体を作ります。

💬 永澤の視点

永澤の視点:施術中、お客様の体の状態を「気・血・水」の視点で観察しています。「頭が重そうだから水の滞りがあるな」「肩が張っているから血の巡りが悪いな」と考えながら、その方に合わせた施術プランを組み立てています。

第5章:よくあるご質問

Q1. 整体で東洋医学的な効果は本当に得られますか?

A. 整眠整体®は医療行為ではありませんが、東洋医学の考え方を応用した施術により、多くのお客様が体の変化を実感されています。鍼灸師としての知識を活かし、経絡(気の流れるライン)やツボの位置を意識した手技で、体のバランスを整えます。ただし、効果には個人差があります。

Q2. 薬膳のアドバイスは誰でも受けられますか?

A. はい、ご希望の方には施術後のカウンセリングで、体質に合わせた食事のアドバイスをお伝えしています。国際中医薬膳師の視点から、日常生活で取り入れやすい食材や食べ方をご提案します。特別な食材ではなく、スーパーで買える身近な食材を中心にお伝えしますのでご安心ください。

Q3. 東洋医学的に「気」が不足しているか分かりますか?

A. カウンセリング時に、お客様の体質傾向をお伺いします。「疲れやすい」「冷えやすい」「むくみやすい」などの症状から、気虚・血虚・水滞などのタイプを推測し、それに合わせた施術とアドバイスを行います。ただし、これは医学的診断ではなく、あくまで施術の参考としての体質チェックです。

Q4. どのくらいの頻度で通えば効果が出ますか?

A. 体質改善には時間がかかります。東洋医学では「慢性的な不調は、なった期間と同じだけ改善に時間がかかる」と言われています。目安として:

  • 初期:週1回×8〜12回(体のバランスを整える期間)
  • 維持期:月1〜2回(良い状態をキープする期間)

ただし、症状の程度により個人差があります。カウンセリング時に、お客様の状態に合わせたプランをご提案いたします。

まとめ:東洋の智慧と現代の科学を融合した整眠整体®

このコラムでは、鍼灸師・国際中医薬膳師として私が大切にしている東洋医学の考え方と、それを整眠整体®でどう活かしているかをお伝えしました。

✓ このコラムのポイント

  • ✓ 東洋医学の「気・血・水」は現代医学と驚くほど一致する
  • ✓ 整眠整体®は頭蓋骨調整・骨格矯正・睡眠改善で「気・血・水」を整える
  • ✓ 鍼灸の考え方を手技に応用し、体のバランスを整える
  • ✓ 薬膳の視点から、体質に合わせた食事アドバイスも提供
  • ✓ 「未病を治す」予防の考え方を大切にしている

こんな方におすすめです

  • ✓ マッサージを受けても改善しない慢性的な不調
  • ✓ 病院では「異常なし」だが、なんとなく調子が悪い
  • ✓ 寝ても疲れが取れない、睡眠の質が悪い
  • ✓ 体質改善に興味がある
  • ✓ 東洋医学的なアプローチに興味がある

💬 永澤より

施術を通じて、お客様の体が本来持っている「自然治癒力」を引き出すお手伝いができればと思っています。東洋医学の智慧は、現代人の複雑な不調にも対応できる柔軟性があります。お体のことで気になることがあれば、どんなことでもお気軽にご相談ください。

初回限定|40分 3,800円〜

整眠整体®サロン The session銀座
〒104-0061 東京都中央区銀座5-2-1
GinzaNovo(旧東急プラザ銀座)4階
銀座駅直結・徒歩0分

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参考情報

このコラムは、鍼灸師・国際中医薬膳師の知識に基づき作成していますが、医学的診断や治療を目的とするものではありません。

※整眠整体®は医療行為ではありません。体調に不安がある方は、必ず医療機関を受診してください。
※施術効果には個人差があります。

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